ナナメ
若林正恭さんの著書「ナナメの夕暮れ」読了。
これもまた素晴らしい筆致で書き上げられた人間讃歌。
誠実で聡明な若林さんが隅々まで表れています。ますますファンになりました。
本編中では一人称が「ぼく」で、ひらがななのもあり、世界に対して柔和というかスタンスが曖昧というか柔らかい印象だったのが、
文庫版のためのあとがきの中では「俺」に変わっており確かな変化を感じさせます。
救急車で運ばれる場面は自分が倒れた時のことを思い出してドキドキしました。
生きてて良かった。
良い本に出会えた。
感謝です。
さて、次に読むべきは……?
帯に書いてあるコレだな
「表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬」
傑作紀行文?こりゃ楽しみだニャ。
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